1969年の出版以来、100刷以上の増刷を重ねる名著、梅棹忠夫『知的生産の技術』で紹介されているカードを用いた情報整理術を実践するためのノートです。カード単位で記録して、専用のファイルにテーマごとに振り分けていけば、日々の記録がそのままデータベースとなり、生涯にわたり有効活用できるよになります。
このノートの最大の特徴である、ディスクバインドシステムによって、用紙の着脱が簡単にできるので、用紙をカードのように扱うことができます。
[ ディスクバインド・システム ]
Merit 1
必要な情報を簡単に取り出せる
カードに記録した情報は、分類タグとタイトルのおかげで、必要な情報をすぐに取り出すことができます。ノートの中を探し回る必要がなくなり、効率的です。
Merit 2
日々の記録を有効に活用できる
記録した情報が整理されているため、日々の活動に役立てやすくなります。例えば、過去の会議の要点を振り返って新しいアイデアを出す際にも役立ちます。
Merit 3
自分専用のデータベースができる
カードをファイルにまとめることで、知識や情報が積み重なり、必要なときに、すぐに参照できるようになります。まるで自分専用の図書館のような感覚です。
たいせつな記録を失わないために
カードライティングは、記録を整理して有効活用できる仕組みをつくります。
納得の記録術
カードライティングは、 1969年に出版されて以来 100刷以上の増刷を重ねている、梅棹忠夫著の名著『知的生産の技術』で紹介されているカードを用いた情報整理術を取り入れています。著者である、人類学者かつ探検家の梅棹忠夫氏と、その友人たちが数々のフィールドワークの経験から生み出したこの方法は、情報の収集と分析の専門家たちが実践してきた、最も効率的で信頼性の高い記録方法と言えます。
カードは一種のノートであるが、さらに、ノート以上のものでもある。ノートでは、せっかく記録したものが、そのままうずもれてしまって随時とりだすのがむつかしい。カードは、適当な分類さえしておけば、何年もまえの知識や着想でも、現在のものとして、いつでもたちどころにとりだせる。カード法は、歴史を現在化する技術であり時間を物質化する方法である。
『知的生産の技術』より抜粋
つの基本ルール
Card Writing
4
カードライティングのすすめ
日々の生活や仕事で大切な情報を記録するノート。しかし、多くの人がどこに何を書いたのかわからなくなったり、後から見返すのが難しく、うまく活用できていないと感じています。
そんな問題を、スマートに解消するための方法、それが「カードライティング」です。
ノートの代わりにカードを使って記録するこの方法を使うと、日々の記録がスッキリと整理され、自分専用のデータベースとして、効果的に活用することができるようになります。
#flexnote
2024.6.1
② 要約タイトルを記入する
カードの上部にはその内容をひと言で表すタイトルを記入します。これにより、後でカードを見たときに内容をすぐに把握できます。タイトルを付け ることで、情報の整理がさらに簡単になります。
カードには1つのテーマだけを書くようにします。これにより情報が混在することなく、1枚に完結した情報が記録されます。片面に書くことで後から見返すときに情報が分かりやすくなります。
日付と分類タグを記入。日付を記入することで、情報がいつ記録されたのかが分かり、時間の経過に伴う変化も追いやすくなります。分類タグは、情報の種類やテーマに応じたものを付け、後でカードを探しやすくします。
③ 日付と分類タグを記入する
① 1テーマ1枚、片面に書く
④ファイルに振り分ける
カードを、分類タグに従ってファイルやボックスに振り分けます。これにより、必要な情報を探すときに、タグを手がかりにしてすぐに見つけることができます。ファイルは「読書記録・レシピ集・旅日記」などテーマ別に分けておくようにします。
FLEXNOTE
/ フレックスノート
フレックスノートは、表紙やページの取り外しが簡単にできる、ディスクバインド方式のノートです。約75年前にヨーロッパで開発されたこのノートは、スマートなデザインとフレキシブルな機能を備えており、欧米を中心に多くのユーザーが活用してきました。
2018年には、日本国内で初となるオリジナル規格のディスクバインドノートとして、日本文具大賞やグッドデザイン賞を受賞するなど、国内でも高く評価されました。
最近では、このノートの特長である用紙の着脱のしやすさに注目した、カード単位で情報を整理・活用する「カードライティング」を提案。従来のノートにはなかった新しいノートの活用方法として注目を集めています。
DISC BIND SYSTEM
ディスクバインド・システム
このノートの最大の特徴であるディスクバインド・システムは、T字にカットされた穴の突起を、ディスクの凹みに引っ掛けるだけのとてもシンプルな原理で機能します。このスマートで直感的な操作は、素早く簡単に表紙の差し替えや、用紙の組み合わせを可能にします。このシステムは使う人の目的に合わせて自由にカスタマイズできることで、さまざまなシーンでの利便性を大きく向上させてくれます。
選べる
3
色・サイズ
専用ファイル付
D3
93 X 163 mm
1,980
円
D4
123 X 163 mm
2,420
円
D7
213 X 163 mm
3,080
円
Refill
情報カード:表7mm罫・裏7mm方眼(30枚付)
サイズ D3: 90X160mm / D4:120X160mm / 用紙サイズ:210X160mm
表
裏
SHORT STORY
カードライティングの世界
カードの記憶
私はいつもノートを持ち歩いている。どこでもメモを取りたいからだ。でも、最近、そのノートを見返すと、何を書いたのか思い出せないことが増えてきた。どのページに書いたのか、内容はどこにあるのか、すぐには見つからない。ノートは便利だけれど、管理が難しいのだ。
ある日、友人が新しい方法を教えてくれた。それは「カードライティング」という記録術だった。テーマごとにカードにまとめ、一枚に一つの内容を書く。片面にまとめるから、情報をすぐに取り出せるし、必要なときに役立てられるのだという。
最初は少し不安だったけれど、試してみることにした。テーマごとにカードを作っていった。1つのテーマにつき1枚、内容の要約をタイトルにする。日付と分類タグも忘れずに記入した。その後、カードをテーマごとに分類し、ファイルに整理する。これなら、必要な情報を探す手間も省けるだろう。
最初のうちは手間取ったが、次第に慣れてくると、カードライティングは私の生活の一部となった。毎日の出来
事や気になることをカードに書き留め、重要な情報を見失うことなく管理できるようになったのだ。
ある日のこと、大切なメモが必要になった。昔のノートだと探すのに時間がかかるだろうと思い、カードを引っ張り出してみた。すると、タイトルと日付で簡単に見つけることができた。感激した私は、このシステムの効果を実感したのだ。
カードライティングのおかげで、日々の記録を有効に活用できるようになった。自分だけのデータベースができた気がする。それは私の思考や感情の軌跡を残すものであり、自分自身を見つめ直す機会にもなっている。
大切な記録を失う心配もなくなった。カードは小さいながら、その中には私の大切な思い出や学びが詰まっている。これからも私のパートナーとして、カードは私の記憶の一部となっていくだろう。
カードに書くとうまくいく。そんなシンプルな記録術が、私の生活に新たな光を与えてくれた。